後藤祐一議員(民進党)VS稲田防衛大臣2017/2/20


2017年2月20日 後藤祐一議員(民進党)VS稲田防衛大臣 南スーダン日報について 衆議院予算委員会の一部を書き起しました

後藤議員
「じゃぁ、質問を変えましょう。
大臣官房文書課から統幕にたいして(日報の存在について)意見照会が来ました。
『意見なし』、とする前に何人かの方に確認したんじゃないですか?何人くらいに確認をしたんですか?」

稲田防衛大臣
「確認はしていないと言うことです。」

後藤議員
「では、大臣官房文書課から意見照会を受けたその人が、その人だけの判断で、単独で「意見なし」と判断したと言うことですか?どなたにも相談しないで。」

   (野党議員「そんなばかなことあるわけないよ」)

稲田防衛大臣
「統幕として、意見なしとしたと言うことです。」

後藤議員
「いや、答えになっていませんよ。委員長。ここは答えてもらわないと。
そこを調査しないといけないんですもん。」

稲田防衛大臣
「統幕として、意見なしとしたと言うことです。」

後藤議員
「単独かどうかを聴いています」

稲田防衛大臣
「単独ではなく、統幕の中で決済をして、そう言う答えをしていると言うことです。」

後藤議員
「では、統幕として決済するに当たっていったい何人の方が関わったんですか?だいたいで結構ですので。あるいはどのレベルまであがって、決済したんですか?
お答え下さい。
・・・委員長、止めて下さい。
ここを調査していないって・・。大臣、調査してないじゃないですか。」

稲田防衛大臣
「企画調整官まであがった、と言うことです。」

後藤議員
「企画調整官まであがる人の中で、日報の存在を知っていた人はいないんですか?」

稲田防衛大臣
「通告もいただいていませんので、お答えは現時点ではできません。」

後藤議員
「企画調整官まであがる人の中で、決済に携わった人の中で、日報の存在を知っていた人はいないんですか?」

稲田防衛大臣
「通告もいただいてませんので。。ひとりひとりに確認しているわけではないので、お答えは差し控えさせていただきます」

後藤議員
「確認しているわけではない・・。先ほど長妻筆頭理事の質問の中で稲田大臣は「しっかり調査しています,事実確認してるんです」と言って、調査委員会の設置は了とせずに 自分がしっかり調査しているとおっしゃったじゃないですか。
この話は統幕にあったわけですから。統幕に組織的に隠蔽してたのではないかって話なんですから。今のところを調べないと仕しょうがないじゃないですか。
確認していないんですね?大臣。「意見なし」と言うことを統幕として決済するに当たって携わった方々が、日報の存在を知っていたかどうか、確認していないんですね?

だとすると、統幕の組織的隠蔽があったかを確認しないまま「組織的隠ぺいはない」とお答えになったのではないですか?大臣。」

稲田防衛大臣
「おおきな流れを見て下さいよ。まずこれは、破棄することになってたんです、南スーダンに派遣させたみなさんの政権で決めて、
用済み後破棄。破棄したことにはなんの問題もないんです。
破棄して、不開示にして、でも、捜索して 見つけて、だしたじゃないですか、自発的に出したじゃないですか。

後藤議員
「関係ない話です」

稲田防衛大臣
「だから、隠蔽じゃない、隠蔽じゃないんです。隠蔽じゃないからこそ出してない、いや、出したんです。 私に報告が遅かった・・一ヶ月間もかかったのは問題だと思いますが・・隠蔽の意図はないんです。」

後藤議員
「統幕が組織的に隠蔽していたかどうかは、大臣官房文書課から統幕に対して、「日報ありませんね。文書不存在で答えていいですね」と来たときに、決済しています。企画調整官までの決済の中で、日報の存在を知ってる人はいるのかいないのか、
稲田大臣は、わからないと。え、なにかわかるのでしたらお答え下さい。」

稲田防衛大臣
「細かく人数とかきかれますから・・。ただ、ただ、ただですね、隠蔽はしていませんから、その時点で知っていると言う認識をした人は、いないと思います。」

後藤議員
「思います、って、
委員長! いないと言うことを確認したんですか?大臣。
(騒然)
・・・ちょっと止めていただけますか?」

稲田防衛大臣
「それは、あの、照会が来て不開示と言うことで意見なしと。
そしてその決裁をとった人間は、もし、存在を知っていたら、それは、ある、っていいますよ。
なので、なので、なので、知ってない、ってことです。
そして、出したんです。結局。出したんですよ。
隠蔽はないんです。出したんですから、隠ぺいはないんです。」

後藤議員
「いないかどうか、確認したんですか? 確認したんですか ってことに、お答えいただいてないです。
質問にお答えになってない。」

稲田防衛大臣
「決済の過程で存在を知っていた者は当然いないんです。その後、私の指示で探して統幕から見つかったと言うことです」

後藤議員
「日報の存在を知っていた人はいないということを確認したんですか?大臣。もう一度同じことを聴きます。」

稲田防衛大臣
「繰り返しになりますが、
統幕で、決済をしている過程で存在を知っているものは、当然おりません。
その後、私の指示で、捜索して、しかも公表してるんです。
隠ぺいはないんです。隠ぺいしてないんです。」

後藤議員
「でも、確認はしていないんですね?大臣自身は。そう思い込んでるだけではないですか?確認したかどうかを聞いてます。」

稲田防衛大臣
「2月16日時点で、この報告を受けています。その時点で、
決済の過程で知ってる人は当然いないと言うことでございます。」

後藤議員
「確認したかしてないか、何度聞いてもお返事をいただけないので、確認をして下さい。じゃ、これから確認をしていただけますか?」

稲田防衛大臣
「2月16日時点で統幕に文書があると言うことを知っていなかったわけですから、決済の過程で、存在を知っていた人間はいないと言うことです。決済をした人間の中に、と言うことです。」

後藤議員
「確認をしないんですか?
これだけ問題になっているのに。
大臣の思い込みで終わりにするんですか?
だから調査委員会の設置が必要なんじゃないですか。

組織的隠ぺいを統幕がしていたかもしれないという中で
大臣官房文書課から本当にないのかという照会があって
決済した範囲の中に、日報の存在をしっていた人がいるかいないか
これ、大変重要な問題なんです。

だからやっぱり調査委員会が必要なんですよ。

委員長、委員長も、調査委員会の設置については、事情が変わって、前向きなご発言をされたと聞きました。
大臣、これはやっぱりきちんと調査委員会を設置するべきではないですか?統幕に日報の存在を知っていた人がいなかったかどうか調査した方がいいんじゃないですか? 大臣の思い込みでは危険ですよ。」