小池議員VS               安倍首相、萩生田官房副長官、山本大臣   6/16(前編)


6月16日 参議院予算委員会 集中審議 

小池晃議員(共産党)VS安倍晋三首相、萩生田官房副長官、山本地域創生大臣<前編>

 

小池晃議員(共産党)

「加計学園の問題で伺います。「総理の意向」という文書が明らかになってちょうど一月。そのあとも次々と、文書が出てまいりました。
総理も官房長官も、怪文書だ、印象操作だ、といって取り合いませんでした。

そして、国会閉会直前になって、ようやく、怪文書でもなんでもない。文科省の中で大臣も含めた説明のためにつかわれていた文書だと言うことが明らかになったわけであります。
松野大臣は、昨日の記者会見で、大変申し訳ない、と。
総理には反省はないんですか? 国民に対して明確に謝罪が必要だと。思いますが、いかがですか?」

山本一太委員長
「安倍内閣総理大臣」

安倍晋三内閣総理大臣
「このですね、獣医学部の新設についてはですね、特区の指定、規制改革項目の追加、事業者の選定など事前のプロセスも、関係法令に基づき、適切に実施をしています。
獣医学部の設置にかんする文科省、農水省、内閣府の三大臣合意文章もあり、政府全体として決定しています。このことを先ず、申し上げたいと思います。
え、規制改革には、抵抗勢力が必ず存在します。

(この日 何度も同じ文章を読み上げるため、 議場 ざわざわ)

安倍総理大臣
「岩盤のようにかたい規制に挑戦すればするほど、 既得権益を握る勢力との激しい抵抗は避けられないわけでございまして。

 (理事、委員長席の周りに集まる)

その中のプロセスで、主張と主張がぶつかり合うのは当然であります。調整の中でいろんなやりとりがあることは当然だろうと、思います。重要なのは、こうしたやりとりを経て、最終的に政府全体で決定したことで、あります。この間、民間人の意見なども踏まえて、決定に至ったものであります。
ただこの間、文書の問題を巡って、対応に時間がかかったことについては、率直に反省したいと考えております。」

山本委員長
「小池晃くん」

小池議員
「時間がかかったことじゃないでしょうが。
怪文書だ、印象操作だ、と否定し続けたじゃないですか。
そのことについて、国民に謝罪を率直にすべきじゃないかと。」

(そうだ、拍手)

山本委員長
「安倍内閣総理大臣」

安倍総理大臣
「ま、この間ですね、時間がかかった。
そして、この対応について、様々なご批判があることについては、私も総理として、真摯に受け止めたいと、このように思っております。」

山本委員長
「小池晃くん」

小池議員
「謝罪ってことは言わないんですね。わたしは明確に国民に謝罪すべきと思いますよ、これは。

(そうだ!)

先ほどから問題になっている国家戦略特区会議の決定に至る文書の修正について。
私はこれ、5月22日の決算委員会でもお示しをして、 当初は「広域的に」とか「存在しない」「限り」がなかったという文書を示しました。それが結局、最後に、手書きでここにあるように、「広域的に」「存在し」ない地域に「限り」、ということが書き込まれた。
これは文科省の共有フォルダに保存されていたわけですね。
「広域的に」「存在し」ない地域に「限り」という言葉が入ったことで 当時、獣医学部の新設を希望していた京都産業大学が事実上ふるい落とされ、そして、加計学園にしか認められなくなった。
そして、この書き込みは、先ほど、藤原審議官が自分で書いたとお認めになっている。
そしてもう一枚、11月1日のメールで、内閣府から文科省に送られたメールには、手書き部分で直すように指示がありました。指示は『藤原審議官曰く、官邸の萩生田副長官からあったようです』と。
先ほど萩生田副長官は「修正の指示は出していない」と答弁しましたけれど、
では、あなたはね、この件についていかなる発言もしていないと断言できますか?」

山本委員長
「萩生田官房副長官。」

萩生田官房副長官
「あの、さきほどもご答弁申し上げましたけれど、もともとの原文の文章について、やりとりをした場に同席をしたことは、一度もございません。」

山本委員長
「小池晃くん」

小池議員
「今のは、ごまかしなんですよ、私は同席したかと聞いているわけではないんです。同席していないでしょう、これは事務方のお話なんですから。

指示というかたちで、明確なものでなくても、あなたは、この問題でね、広域的に限定するような趣旨のことは言っていないのかと。
この国家戦略特区の11月9日の決定にかかわって、あなたは一切の発言していないんですか?」

山本委員長
「萩生田官房副長官」

萩生田副長官
「決定に関わって、わたしが指示したことはございません。」

(ざわざわ)

山本委員長
「小池晃くん」

小池議員
「なんかねぇ~、こうね、前置きがつくんですよね。
そりゃ決定は国家戦略特区会議だから最後の瞬間だろうけれども。その仮定の中で、こういうやりとりがあったのではないかということはね、これは、十分考えられる。

ところがね、山本大臣とんでもない発言をしたんです。このメールを出したのは、このメールを出したのは、文科省からの出向者なんだと。
あのね、出向者であっても、あなたの部下でしょ? 
(そうだ!)

山本大臣は、「これは文科省の出向者が書いたもの」というけど、あなたの部下ですよ。
あなたの部下が、じゃ、ねつ造したメールだとおっしゃるんですか?」

山本委員長
「山本地方創生担当大臣!」

山本大臣
「あの、その文書等について、わたしどもは今回、調査したわけでありますが、本メールを送信した職員本人に真意を確認したところ、藤原審議官から直接この旨を聞いたこともなく、事実確認も不十分なまま連絡をした、との報告がありました。
いずれにせよですね。
獣医師養成大学等のない地域での新設を可能とする判断は、すでにわたしが各方面10月28日に出しておりまして、関係省庁に配布した原案にも含まれていること、その後の最終調整もわたしが11月1日に判断したことでありまして、このことから時系列的にも、えー、萩生田副長官の指示があったとは考えられないということなんです。」

山本委員長
「小池晃くん」

小池議員
「ほんっとにひどいと思いますよね。あのね、森友学園の時も首相付の職員が勝手にやったことだと、菅官房長官、この場で答えた。
今回もまたね、内閣府の職員が勝手につくったメールなんだと。違うんだと、間違ってるんだと。
そんな卑劣な言い逃れが通用すると思うのかと。」
(そうだ!)

で、山本大臣は先ほど、官邸でのぶら下がりで、こう言ってるんですよ。
『萩生田氏からの指示、というメールを書いた人にきいたところ、
「課内で色々飛び交っている話を聴いて、確認しないままにそういうことを書いた』と。
・・なんで萩生田さんの名前が課内で飛び交うんですか?
(笑いが起こる)

国家戦略会議となんの関係もない人の名前がね。なんで課内で飛び交うんですか?おかしいじゃないですか。」

山本委員長
「山本国務大臣! 静粛に願います!」

山本大臣
「あの、そういう、あの、いろんな文書を直していきます。そういうときに、必要なときは適宜、副長官にも、ご報告します。そういうさいに、副長官から、あー、なんらかの、修正をすることは一切ありません。わかったというようなことで、適宜、連絡を取りながらやるわけであります。」

山本委員長
「小池晃くん」

小池議員
「なにいってるかまったく聞こえないんですけど。
まったく、私は語るに落ちたって話だと思いますよ、これ。
だって、萩生田さんの名前が課内で飛び交ってるから、
要するにですよ、これは官邸の意向なんだ、官邸の意向なんだということがね、決定過程の中で、内閣府の中で飛び交っていたと言うことを語ってたということになるわけじゃないですか。
(そうだ!)

そういうことなんです、これは。あなたの言ってることは、そういうことなんです。
文科大臣にお聴きしたいと思いますが、このメールをまるで 文科省の内通者が通報したかのように言ってますが、ひどい話だと思うのですが、このメールはね、業務でやってるわけですよ。このメールの中にはちゃんと、「文書の修正については15時から文科大臣レクの予定です」と書いてあります。
大臣、この修正について、どのような説明がありましたか?萩生田氏からの要請があった、指示があったという趣旨の説明がここではあったんですか?」

松野文科大臣
「具体的にいつですね、これが私に説明があったかは、いま、突然のご質問でありますので、記憶しておりませんが、その資料を見たのが、私、今回の調査の中ではじめてみたものでありますし、
今、先生のほうからご指摘があったですね、副長官の指示があり等々の説明を受けたことはございません。」

山本委員長
「小池晃くん」

小池議員
「結局やっぱりこういう経過をみるとですよ、萩生田さんの名前がなんで出てくるのか、ってことなんですよ。
だって、国家戦略会議のね、特区の所管でもなんでもないわけですよ。
そういう人の名前がね、出てくるというのが、
これわざわざ「官邸の萩生田副長官から」とあるんですよ。
総理、
やっぱりこういう経過を見れば、これはまさに、総理。
「首相官邸の意向」というのをですね、
具体的な指示があったかまでね、それはわかりませんよ。
やりとりの詳細は知っているわけじゃない。
しかし、「首相官邸からの意向」であるということが明確に記されているそういうメールのやりとりがある中で、これが行われたと。
そういうこれはどう考えたって、「総理の意向」、「官邸の最高レベル」という話も含めてね。

やはり、これはやはり、国民がこれはおかしいんではないかと、首相官邸の意向が働いたという疑念を持ったとしても、当然の・・。全体としてみれば、当然ではないですか?」

 

<後編>に続く